パワースポットや癒しのスポットが流行っているようだ。
日本のよさをあらためて知ることにもなりよいことだと思う。
私は以前より、
「採気観光」が好きで、よい気が流れる場所に訪れてきた。
その中でも1位、2位を決められない場所がある。
「軍刀利神社」(ぐんだりじんじゃ)である。軍刀利神社は、日本のおへそ(丹田)と言われる山梨県に位置し、
霊峰の富士や富士五湖から続く龍脈のライン上にある。
この龍脈は北に位置する関東の修験道でもある秩父山系の龍脈と合流する。
朱雀への水脈は相模湖へと大きくなだらかに続き、さらに相模湾へと流れる理想的な流れを持つ。
軍刀利神社はまさに四神相応(※)の理想の地形だ。
風水では、
北に高く、南にゆるかに広がり、水が中央に流れている地形が理想。
東西左右に弧を描くような山々が連なり、南へ行くに従い、高さもなだらかになる形が理想。
北に頭があり、両手で丸くやさしく大きな球形を包んでいるイメージと同じ。
気功でいう站とうのポーズ。
龍穴の位置から清流が流れる、もしくは泉が湧き出て流れて、朱雀(南)にゆるく広がるように流れると、さらによい気脈となる。
※四神相応
四神とは:
東を守る青龍(せいりゅう)
北を守る玄武(げんぶ)
西を守る白虎(びゃっこ)
南を守る朱雀(すざく)
のことを言う。軍刀利神社は、長寿の村としても有名な
「棡原村」(ゆずりはらむら)にある。
最初に気になるのが名前である。
ヨガや密教に詳しい方なら、
「クンダリーニ」または「軍荼利明王」を思いつくであろう。
軍刀利神社はひっそりとした山あいの民家に突然現れる。
見過ごしてしまうくらい簡素な案内看板が道路のカーブにあるだけだ。
車で上の方まで行けるようになったが、以前は歩きでしか行けなかった。
気に敏感な方や、霊力のある方なら、車で行かずに歩いていくことをおすすめする。
その理由は3つの結界を体感できるからだ。
【軍刀利神社】まず最初の結界となる、鳥居がある。
この鳥居、本当に不思議で、くぐると突然、空気が変わるのだ!
右手に川上から流れた水が少したまる池すがある。
そこは枯れ葉等が落ちているが、妙に澄み切っている。
この日は、かじかカエルが葉っぱに座ってお出迎えしてくれた。

少しばかり坂を上ると、左手に社務、トイレと小さな駐車場(昔はなかった)がある。
社務に訪問者の記帳ノートがあるので、読んでみるとおもしろい。
そして右手に小高い丘がそびえている。
丘は階段でのぼることができる。
階段の下に、お清め所があるので作法にのっとり手と口を清める。

ここに第二の結界である鳥居がある。
苔むした急な階段をのぼる。ここは神聖というよりも、まるで修行をさせられるような階段だ。

階段の終わりが近づくに連れて、明るい陽射しが見えて来る。
小さな階段登り修行の果てに到達する希望の光のごとく感じる。
そして「剣」のようなものが見えて来る。

頂上に着くと、そこはこじんまりとしたしずかな境内がある。
見えていた剣もここに祭られている。
境内でお参りして、奥の院へお伺いしますと、挨拶をする。
ここは神様のお宅にお伺いする気持ちにさせられる不思議な空気がある。

境内の左手から、少しだけ階段を下りると、奥の院へ行く地味な看板がある。
ここからはちょっとした自然の参道であり、ここから奥の院へは風水からすると「胎内巡り」である。
生まれてきた道を戻るようで、純粋でむくな気持ちに戻るような気持ちにさせられる。
新緑の季節に来ると、観気には最適な場所である。

しばらくすると第三の小さな鳥居が見えて来る。
ここが最後の結界となる。
鳥居の先には小さな橋がかかっている。
龍穴からそそぐ清水とこの橋がさらに結界を作っているように感じる。

余談だが私は神聖な場所や、神様を強く感じる場所にくると、なぜかお腹をこわしたりする。
初めて軍刀利神社に訪れた時は、ここでお腹をこわして困ったものだ。
(その時は、自分のそのような体質(?)を知らずにいた)
そして小さな橋を渡る直前に白い蛇が横切った。
白蛇が横切るのが、縁起がよいか悪いかは知らないが、最初は少しびびってしまった。

橋を渡ると、小さな階段があり、奥の院に着く。
この時点では、もう結界がどうのこうのという気持ちや理屈はどこかへ飛んで行ってしまう。
神聖なのだが、御神木である「桂の木」は県内でも随一の老木だそうだ。
ここにトトロが住んでいても、なんら不思議ではないと感じる。

ここでは神様が、少しばかりおもてなしをしてくれる。
小さな社にお参りをして、御神木に挨拶。

右奥に山の上から湧いてそそぐ小さな小川の源流がある。
そこへ行って、そのお水を丁寧に感謝の気持ちをこめて手で口に運ぶ。
まるで神様が用意してお出ししてくださったおもてなしの聖水のようだ。

倒れて苔むした木や、クモの巣、すべてが美しく、時間を忘れさせてくれる。
うっすらと透明なミニトトロが佇んでいそうだ。

左手には、さらに小規模ながら、小一時間程度の登山道がある。
次回はここを登ってみたいと思う。

奥の院を後にして、来た道を戻る。
行きは気づかなかったが、帰りは下りとなるので、右前方に連なる山の景色が見える。
ここで気に敏感な人ならば、手の掌を山に向けてみよう。
よほど空気が澄んでいないと見えないが、霊峰富士が位置している。
掌の気穴がアンテナとなり、富士の強い龍気を感じることができるだろう。

せっかくここまで来たので、長寿村で地元の食をいただいた。
地元で採れたという、おすすめの野菜を主とした日替わり定食だ。
シンプルなかけ蕎麦。麺は少し太め。
もちもちしたじゃがいもの煮物。これがとにかく美味!同じじゃがいもで作った野菜コロッケ。
きゅうりの漬け物。
きび飯。
そしてサービスで、キャベツの酢の物サラダをおまけにくれたのだった。

ここはなにもない、山梨県と神奈川県と東京都の境界に位置する場所。
観光名所もほとんどない。
しかしこの地の風水を軍刀利神社が強くしているように思える。
私はここの長寿村の原因は、風水と軍刀利神社と、素朴な自然の3つによるものだと思う。沖縄に移住したい、あこがれている方も多くいるようだ。
私も沖縄が大好きだ。
しかし私は引退後の余生は軍刀利神社の近くでひっそりと生命を燃やし尽くしたい…。
I'll be in touch.
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