謹賀新年

2012年
あけましておめでとうございます。
本年最初のブログは年賀状をイラストレーターで作成!
です。
デザインプランを考える。

といっても、簡単に生まれるわけではない。
そこでテーマや使いたい素材を書き出してみる。
今年は音楽を素材に使いたいと思っていた。
辰年の龍も外せない。
2012年への願いは「心のこもった生き方」である。
そこで音楽の素材をトーン記号にしてみた。
龍の曲線と融合できそうだからだ。
この時点ではウロコをハートにしようと思っていた。
テーマが決まった。
「龍、トーン記号、ハート」
次に生む苦しさ。
トーン記号にデザイン融合させる
「龍」を描くこと。
今回はPhotoshopを使用せずに、
すべてイラストレーターで作成!
(Photoshopは下絵をスキャンのみ)
1. トーン記号となる龍の絵を作成。

2. イラストレーターで新規ファイル作成。
サイズはA4縦レイアウトなどでよい。
「メニュー」→「配置…」で、描いた下絵の龍を配置。

3. 下絵に沿ってベジエ曲線(ペンツール)でそれぞれのパーツを描いていく。
こればかりは経験で修得するしかないが、イラストレーターの醍醐味はココ!

4. キーポイントはレイヤーをうまく使うこと。
龍のラインをライトグリーンで描いていく。
そのときにレイヤーのプロパティでは赤など対称色を選ぶこと。
ベジエ曲線を作成するときのポイントが見やすくなる。
時々下絵のレイヤーを目隠ししてラインの形を確認する。

5. レイヤーは増やし過ぎもよくないが、計画的に作成する。そのときにこまめにレイヤー名を作成しておくこと。

6. 龍の曲線はシンプルだが、円に近い。
そのためにきれいなラインが要求される。
外ラインを太めに、塗りとラインの差がわかるようにコントラストカラーで確認。

7. ウロコを作成する準備。

8. ウロコパーツを作成したら、コピー&ペーストで配置していく。
その際に、オブジェクトを変形させながら、形に合わせて配置していくこと。

9. ウロコとボディのパーツを使って、ヌキ取りしたウロコパーツを作成しておく。
パスファインダーの中抜きを使ってパーツを作っておく。

10. 中抜き状態のボディパーツやウロコパーツはそれぞれ別レイヤーでとっておく。

11. 各パーツは作業でわかりやすくするため色分けしておく。
最終的な色は最後の仕上げで決めていく。

12. 龍がギョクをつかむ手を作る。

13. 口もとのえくぼラインなど、細かい描写を追加していく。

14. 龍の絵が完成したら、周りにトーン記号となるラインを追加していく。
アートボードからはみ出してもよいので、気に入るまでラインを作り込む。

15. ピアノを弾く少年キャラクターの絵を描く。
新たなアイデアを生むのと異なり、これは簡単。

16. 龍と同様に、下絵をベジエ曲線で作り込む。

17. 最終的に着色して仕上げる。
この塗り絵の時が楽しいひととき。
絵の具を変えたり、筆を洗わずとも、何度も気に入るまで塗り直したりできるのがデジタル塗り絵の便利さと楽しさだ!
このときのために苦労してベジエ曲線を作り込むと言っても過言ではない。

18. 頭の中で描かれているデザインをレイアウトにしていく。
イラストレーターの新規ファイルで、アートボードをハガキ横レイアウトサイズにする。
そこに作り込んだパーツやオブジェクトを配置してレイアウト作り。

19. 完成したカード!

イラストレーターはラインが美しく、カラーもはっきりと見せることができます!。
これだから、イラストレーターはやめられないっ!
本年もどうぞよろしくお願いします!!
I'll be in touch.
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